V3MMLmanual

6.39 #MB:DELAY:ディレイエフェクト定義

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【記述例】

このように書くと、

定義番号: 定義番号は、@dlコマンドの引数で使用する番号と合致するように定義します。 定義番号の設定範囲は 0 〜 255 です。 設定データ: 設定データのフォーマットは、まず最初のパラメータで指定する種別定義 (type=…)で変わります。種別定義が必ず先頭で行われる必要があります。

この例では、

フィードバックによる無限回数加算、遅延300ms、減衰-8dB のエフェクトを定義しています。 【解説】 フィードバックによる無限回数ディレイ加算を行います。 フォーマットは次の通りです。 #MB:DELAY @dl=定義番号 {

type=infinite, msec=[], dB=[],
}

msec: 1次遅延の時間を設定します。単位は「ミリ秒」です。 設定範囲は、0.05 〜 5000.0 です。 dB: 1次遅延の振幅を、元に比べて何デシベルにするかを設定します。 設定範囲は、-0.2 〜 -96.0 です。

#MB:DELAY @dl=1 {
type=infinite, msec=300, dB=-8,
}

この例では、

定義番号10番:

無限回数加算&バンドパスフィルタ、遅延300ms、減衰-8dB

定義番号11番:

無限回数加算&バンドパスフィルタ(再帰)、遅延300ms、減衰-8dB のエフェクトを定義しています。 【解説】 フィードバックによる無限回数ディレイ加算を、バンドパスフィルタを伴って行 います。 「infinite_bqbpf」と「infinite_bqbpf_r」の違いは、バンドパスフィルタの掛 かり方です。 「_r」が付かない方は、元波形をディレイバッファに送る時にだけバンドパスが 掛かるので、バンドパス対象が最初のディレイのみになります。 「_r」が付く方は、フィードバック加算の対象にバンドパスが掛かるので、バン ドパスが再帰的に掛かります。 フォーマットは次の通りです。 #MB:DELAY @dl=定義番号 {

type=infinite_bqbpf, msec=[], dB=[], freq=[], bw=[],
}

#MB:DELAY @dl=定義番号 {

type=infinite_bqbpf_r, msec=[], dB=[], freq=[], bw=[],
}
#MB:DELAY @dl=10 {
type=infinite_bqbpf, msec=300, dB=-8,
freq=1000, bw=1.0,
}
#MB:DELAY @dl=11 {
type=infinite_bqbpf_r, msec=300, dB=-8,
freq=1000, bw=1.0,
}

msec: 1次遅延の時間を設定します。単位は「ミリ秒」です。 設定範囲は、0.05 〜 5000.0 です。 dB: 1次遅延の振幅を、元に比べて何デシベルにするかを設定します。 設定範囲は、-0.2 〜 -96.0 です。 freq: バンドパスフィルタのカットオフ周波数を設定します。単位は「Hz」です。 設定範囲は、40.0 〜 384000.0 です。 bw: バンドパスフィルタの帯域幅(band width)を設定します。 設定範囲は、0.0 より大きい値です。 bw=1のとき、カットオフ周波数から±1オクターブが-3dBとなります。 bw=2のとき、カットオフ周波数から±2オクターブが-3dBとなります。 bwの数値が小さくなるほど、カットオフ周波数からの通過幅が狭くなります。

#MB:DELAY @dl=1 {
type=finite1, msec1=300, dB1=-6,
}
#MB:DELAY @dl=1 {
type=finite2,
msec1=200, dB1=-6,
msec2=400, dB2=-9,
}
#MB:DELAY @dl=1 {
type=finite3,
msec1=200, dB1=-6,
msec2=400, dB2=-9,
msec3=600, dB3=-12,
}
#MB:DELAY @dl=1 {
type=finite4,
msec1=200, dB1=-6,
msec2=400, dB2=-9,
msec3=600, dB3=-12,
msec4=800, dB4=-15,
}
#MB:DELAY @dl=1 {
type=finite5,
msec1=200, dB1=-6,
msec2=400, dB2=-9,
msec3=600, dB3=-12,
msec4=800, dB4=-15,
msec5=1000, dB5=-18,
}

【解説】 次数1〜次数6の定義に従って、遅延加算を行うディレイエフェクトデータ定義 です。

#MB:DELAY @dl=1 {
type=finite6,
msec1=200, dB1=-6,
msec2=400, dB2=-9,
msec3=600, dB3=-12,
msec4=800, dB4=-15,
msec5=1000, dB5=-18,
msec6=1200, dB6=-20,
}

項目名 内容

msec1

1次遅延の時間(ミリ秒)。設定範囲は 0.05 〜 5000.0

dB1

1次遅延の振幅比(dB)。設定範囲は -0.2 〜 -96.0

msec2

2次遅延の時間(ミリ秒)。設定範囲は 0.05 〜 5000.0

dB2

2次遅延の振幅比(dB)。設定範囲は -0.2 〜 -96.0

msec3

3次遅延の時間(ミリ秒)。設定範囲は 0.05 〜 5000.0

dB3

3次遅延の振幅比(dB)。設定範囲は -0.2 〜 -96.0

msec4

4次遅延の時間(ミリ秒)。設定範囲は 0.05 〜 5000.0

dB4

4次遅延の振幅比(dB)。設定範囲は -0.2 〜 -96.0

msec5

5次遅延の時間(ミリ秒)。設定範囲は 0.05 〜 5000.0

dB5

5次遅延の振幅比(dB)。設定範囲は -0.2 〜 -96.0

msec6

6次遅延の時間(ミリ秒)。設定範囲は 0.05 〜 5000.0

dB6

6次遅延の振幅比(dB)。設定範囲は -0.2 〜 -96.0

#MB:DELAY @dl=1 {
type=finite1_bqbpf, msec1=300, dB1=-6,
freq=1000, bw=1.0,
}
#MB:DELAY @dl=1 {
type=finite2_bqbpf,
msec1=200, dB1=-6,
msec2=400, dB2=-9,
freq=1000, bw=1.0,
}
#MB:DELAY @dl=1 {
type=finite3_bqbpf,
msec1=200, dB1=-6,
msec2=400, dB2=-9,
msec3=600, dB3=-12,
freq=1000, bw=1.0,
}
#MB:DELAY @dl=1 {
type=finite4_bqbpf,
msec1=200, dB1=-6,
msec2=400, dB2=-9,
msec3=600, dB3=-12,
msec4=800, dB4=-15,
freq=1000, bw=1.0,
}

【解説】 次数1〜次数6の定義に従って、バンドパスフィルタ付きの遅延加算を行うディ レイエフェクトデータ定義です。

#MB:DELAY @dl=1 {
type=finite5_bqbpf,
msec1=200, dB1=-6,
msec2=400, dB2=-9,
msec3=600, dB3=-12,
msec4=800, dB4=-15,
msec5=1000, dB5=-18,
freq=1000, bw=1.0,
}
#MB:DELAY @dl=1 {
type=finite6_bqbpf,
msec1=200, dB1=-6,
msec2=400, dB2=-9,
msec3=600, dB3=-12,
msec4=800, dB4=-15,
msec5=1000, dB5=-18,
msec6=1200, dB6=-20,
freq=1000, bw=1.0,
}

項目名 内容

msec1

1次遅延の時間(ミリ秒)。設定範囲は 0.05 〜 5000.0

dB1

1次遅延の振幅比(dB)。設定範囲は -0.2 〜 -96.0

msec2

2次遅延の時間(ミリ秒)。設定範囲は 0.05 〜 5000.0

dB2

2次遅延の振幅比(dB)。設定範囲は -0.2 〜 -96.0

msec3

3次遅延の時間(ミリ秒)。設定範囲は 0.05 〜 5000.0

dB3

3次遅延の振幅比(dB)。設定範囲は -0.2 〜 -96.0

msec4

4次遅延の時間(ミリ秒)。設定範囲は 0.05 〜 5000.0

dB4

4次遅延の振幅比(dB)。設定範囲は -0.2 〜 -96.0

msec5

5次遅延の時間(ミリ秒)。設定範囲は 0.05 〜 5000.0

dB5

5次遅延の振幅比(dB)。設定範囲は -0.2 〜 -96.0

msec6

6次遅延の時間(ミリ秒)。設定範囲は 0.05 〜 5000.0

dB6

6次遅延の振幅比(dB)。設定範囲は -0.2 〜 -96.0

freq

BPFのカットオフ周波数(Hz)。設定範囲は、40.0 〜 384000.0

bw

BPFの帯域幅。設定範囲は、0.0 より大きい値です。 bw=1のとき、カットオフ周波数から±1オクターブが-3dB。 bwの数値が小さくなるほど、通過幅が狭くなります。 項目名 内容