V3MMLmanual

6.14 @@"nzc":波形メモリノイズ音源

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【記述例】

@@"nzc"

【解説】

使用する音源モジュールを、波形メモリノイズ音源にします。

波形メモリノイズ音源は、メタデータ定義(#MB:WVM_WAVE)によって、波形データに波形番号を割り当てて登録したものを利用したノイズ音源です。

波形データの選択は、音源サブフォーム番号(@番号)によって、波形番号を指定して行います。

波形メモリノイズ音源で使用する波形データは、定義されている内容の先頭32サンプルのみ使用されます。32サンプルに満たない波形定義の場合は、残りの部分が変位0(中心点)で埋められて使用されます。

波形メモリノイズでは、線形帰還シフトレジスタの演算を利用して、擬似ランダムに波形サンプルを取り出して変位に採用します。

波形メモリノイズ音源では、変位を更新する間隔を @nコマンド で変更することで、ノイズの質感を変えることができます。


yコマンドにおける、音源モジュールへの設定

音源サブフォーム番号指定

y"subform",[1]:

波形メモリノイズの音源サブフォーム番号を、[1] に設定します。
設定範囲は、0 〜 1023 です。
ただし、メタデータ定義にて波形データを定義した番号に限られます。


ノイズ用シフトレジスタ値指定

y"sreg",[1]:

波形メモリノイズ用シフトレジスタの値を [1] に設定します。(当音源宛の @nrコマンドと同様です)
次の場合によって指定された値の使われ方が変わります。
※波形メモリノイズ用シフトレジスタのビット幅は、16bit 固定です。

  1. 0以上、1未満だったときは、指定値に 65536-1 を乗算し、結果が1未満なら1、65536-2 より大きければ 65536-2 に制限してシフトレジスタに設定されます。

  2. 1以上、65536-1 未満だったときは、指定値がそのままシフトレジスタに設定されます。

  3. 上記 1. 2. 以外だったとき(負の値など)は、0以上1未満のランダム値を作成し、1. 同様の処理をします。


ノイズ更新サイクル指定

y"cycle",[1]

波形メモリノイズの変位が更新される間隔を、[1] に設定します。(当音源宛の @nコマンドと同様です)

設定範囲は 0.25 〜 baseCycle です。

baseCycleは通常 2048.0 ですが、「y"step_r_mgnf",[1]」の設定に依存します。

y"step_r_mgnf",[1]」の設定値を MGNF とした場合、baseCycleは次のようになります。

baseCycle = 2048.0 ÷ MGNF

※2048 = (384000/24000)*128


ノイズの変位更新間隔の倍率指定

y"step_r_mgnf",[1]:

波形メモリノイズの変位更新間隔の倍率を、[1] に設定します。

設定範囲は 0.0625 〜 16.0 です。初期設定は 1.0 です。

この yコマンドは、当音源宛の @nコマンド による設定に影響を与えます。

当設定は、次の設定と機能は同じです。

#MB:CONFIG { nzc_noise: step_adj=[1], }

上記とこの設定の違いは、yコマンドで記述するため、トラック別に設定変更したい場合に利用できる点です。